脂質が活性酸素の影響で酸化する


活性酸素は、全身の細胞に影響を与えます。細胞がエネルギーを作るときに必ず活性酸素が発生してしまうのですから、まったく影響を受けないところはありません。

60兆個あるという細胞は常に、活性酸素の危険にさらされています。

もっともおそろしいのは、活性酸素が細胞の奥深くまで入り込んでいること。細胞がエネルギーを生産するときに活性酸素は発生します。細胞の中には遺伝子があり、遺伝子に傷がつくと癌の原因になります。
細胞の中だけではありません。細胞の外側である細胞膜は不飽和脂肪酸などの物質でできてますが、これが活性酸素によって非常に酸化しやすいのです。

酸化した不飽和脂肪酸はとにかくやっかいモノ

酸化した不飽和脂肪酸は過酸化脂質になります。
不飽和脂肪酸だけでなく、脂質が酸化するとほとんどが過酸化脂質になるので、コレステロールや中性脂肪なども参加して過酸化脂肪酸になります。
過酸化脂肪酸というと一気に有害なイメージになりますが、まさにそのとおりなのです。

過酸化脂質はいうなれば、古くなった天ぷらの油にたとえられます。何度も使って茶色に変色した油はべとべとにこびりつき、付着すると取れにくくなります。

人体に発生する過酸化脂質も同じで、いったん酸化した脂質は元に戻りにくく、体内に蓄積されていきます。

過酸化脂質は老化の原因のひとつ

過酸化脂質が皮膚で発生するとするなら、それはシミ、しわ、くすみなどの原因になり、血液や血管で起きれば動脈硬化や血栓の原因になります。
特に中高年以降になりやすい生活習慣病はほとんどが活性酸素の影響によるものといっていいでしょう。

過酸化脂質が老化させる