「活性」ってどんな意味?


活性酸素や活性水素という言葉が頻繁に出てきますが、この「活性」という言葉はどういう意味なのでしょうか?
「活性」とは「非常に激しく反応をしやすい。」という状態を示した言葉です。物質の最小単位となるのは、原子なのです。

酸素の原子はOであり、水素の原子はHです。しかし、地球上の物質で原子の状態のまま存在するというのは稀で、通常は原子がいくつか集合した分子の状態あるいは他の原子や分子と化合した状態で安定しています。
原子をもっと細かく見ると、中心にプラスの電気を持つ原子核があり、この原子核の回りをマイナスの電気を帯びた電子が巡っています。
酸素原子Oは原子核1つと周囲を巡る8つの電子からなっています。

活性酸素が発生するどんな場所でも水素は入り込める

しかし、 原子Oは電子的に非常に不安定なため、通常酸素原子2つがむずびついたO2とは違って電子的に非常に不安定となり、他の物質から電子を奪い取ろうとする力(酸化作用)が強くなります。

この状態の酸素分子を活性酸素と呼んでいます。

このように他の物質と結合しやすい性質の原子や分子の状態を「活性」と呼ぶのです。また、酸素に代表されるように、広い意味で他の物質から電子を奪い取ることを酸化作用と言い、水素のように他の電子と結びつくこと(電子を与えること)を還元作用と言っており、電子が移動することを総称して、酸化還元作用というのです。