活性酸素を除去するしくみは体内に用意されている


活性酸素は病気や老化の下人であり、諸悪の根源のように言われてます。病気の原因である活性酸素はわれわれが酸素を必要とする以上に発生します。
呼吸した酸素のうち2パーセントは必ず活性酸素になってしまうのです。これは残念ながら防ぐことはできません。そもそも「酸化」という化学反応がわれわれの生きるエネルギーを生み出しているのです。

しかし幸いなことに、われわれの身体には活性酸素を除去し害を防ぐしくみが用意されているのです。それが抗酸化物質(スカベンジャー)と言われるもので、われわれの体内にはたくさん存在しています。

私たちの体内で一番抗酸化力が強いのは酵素

私たちの身体の酵素が一番抗酸化力がつよい

それは活性酸素が周囲を酸化していくのを防ぐ(抗酸化)働きです。抗酸化物質といっても単独の物質ではなく、酵素、タンパク質、ビタミンなどがあり、それぞれ対抗する活性酵素や働きが異なります。
これらの中で、最も抗酸化力の強いのが酵素なのです。
とくにSOD=スーパーオキサイドディスムターゼという酵素は、この名前からもわかるように、スーパーオキサイドラジカルを消去する力を持っています。非常に寿命の短い酵素ながら、効果は抜群に高く、一説によると1秒間に10億個の活性酸素を酸素と過酸化水素水に分解できるといわれています。
過酸化水素水は、前述したオキシドールと同じ弱い活性酸素ですが、ほかの活性酸素に比べると安定しており、カタラーゼという別の酵素が酸素と水に変えてしまいます。スーパーオキシドラジカルは体内では最も多く発生する活性酸素です。
発生するのは細胞内のエンジンと呼ばれるミトコンドリア内です。ミトコンドリアはエネルギーを発生するときに酸素が必要であり、この時必ず一定の比率で活性酸素が発生しているのです。
面白いことにSODも同じミトコンドリア内で発生します。つまり活性酸素の発生とその除去はセットになっているわけです。